「人工甘味料について」
ペットボトル飲料に使われる糖類
ペットボトル飲料に使われる糖類は、主に「果糖ブドウ糖液糖」です。
果糖とブドウ糖 を主成分とする糖で、ガムシロップの成分ですね。
遺伝子組換えトウモロコシから作られることが多い精製糖類です。
精製糖類の摂り過ぎは、
腸内で悪玉菌を増やし、腸の炎症の 原因になると言われています。
砂糖(上白糖)やグラニュー糖も精製糖類ですから、
ミネラル豊富な「黒糖」や「粗糖」のほうがいいですね。
「ゼロカロリー飲料」の登場と、「人工甘味料」
糖類たっぷりの飲料はカラダに負担がかかるということで登場したのが、
ゼロカロリー飲料です。
主に人工甘味料(合成甘味料)で甘くしていますが、人工甘味料はできるだけ避けたい
添加物なんです。
……覚えておきたい人工甘味料……
中でも、「アスパルテーム」 「スクラロース」 「アセスルファムK」 の3つだけは、
ぜひ覚えていただきたい人工甘味料です。
3種すべてを使用している食品も少なくありません。
他に「サッカリン」「ネオテーム」「アドバンテーム」も、できるだけ避けたい人工甘味料です。
人工甘味料が腸内にあたえる影響は?
なぜ人工甘味料を避けていただきたいかというと、
腸内環境に悪影響を与えるという論文が出てきているからです。
もちろん国が認可した添加物ですから、ただちに人体に影響があるものではありませんが、腸の炎症が原因となり、炎症が全身に出ているような人にとっては特に気を付けたい添加物です。
2023年5月、世界保健機関(WHO)は新しいガイドラインで「人工甘味料は減量に役立たない可能性がある」「2型糖尿病や心血管疾患の発症リスク、死亡リスクの上昇にも関連している」と指摘したんです。
WHOは「糖類の摂りすぎダメ」という主張でしたが、「人工甘味料もダメ」というガイドラインを発表したことは驚きでした。
人工甘味料の1つであるアスパルテームが、WHO傘下の国際がん研究機関(IARC)によって7月に初めて「ヒトに対する発がん性を持つ可能性」のリストに掲載されるというニュースもありました。
やはり人工甘味料は避けたほうがよさそうです。
人工甘味料はいろいろな食品に使われている
人工甘味料は色々な食品に使われています。
ミントタブレット、カレールウ、ヨーグルト、アイス、梅干し、ノンアルコールビール、ベビー飲料などなど。
人工甘味料は医薬品やダイエットサプリにも使われていますが、これは仕方ないですね。
せめて日常の食品だけでも「人工甘味料不使用」を選びたいものです。
安心で安全な食材の選び方をご紹介!
中戸川 貢(なかとがわみつぐ)
・一般社団法人ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会 代表理事
・加工食品ジャーナリスト
食品機械メーカー、清酒メーカー、お餅メーカー、醤油メーカー勤務を経て、2009年よりNPO法人「食品と暮らしの安全基金」で、主に加工食品のミネラル成分や食品添加物「リン酸塩」を調査。2013年に独立後、食品企業の衛生指導・販売支援を行っている。また、「現代食のミネラル不足」、「食品添加物」、「調味料の選び方」について、全国各地で講演している。2021年より一般社団法人ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会代表理事。
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