管理栄養士コラムVol.2「ルイボスティー」

管理栄養士コラムVol.2「ルイボスティー」

ルイボスティーとは

ルイボスティーは“ルイボス”というマメ科の植物の葉を乾燥させたお茶のことです。

お茶の色や風味が紅茶に似ていますが、紅茶や緑茶、中国茶とは原料が異なり、ハーブティーとして分類されます。

ルイボスティーの原料となるルイボスは、南アフリカ共和国の西ケープ州、セダルバーグ山脈に囲まれた一帯でのみ、栽培されている希少なものです。

この地域は、朝夕の気温差が大きく、その差はなんと30℃以上。

日中は強い日差しが照りつけ、降水量も少ない厳しい気象条件です。

この自然環境の中で育つルイボスから作られるお茶は、南アフリカの先住民の間では200年以上も前から、「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」として親しまれています。

 

ルイボスティーの成分

◎SOD様作用物質

SODとは、“スーパー・オキシド・ディスムターゼ”を略したもので、“スーパー・オキシド”…活性酸素“ディスムターゼ”………取り除く酵素 を意味します。

活性酸素は、酵素の働きを促進したり、体内に侵入した細菌などを駆除してくれる役割を持っています。

本来は体にとって必要なものですが、増えすぎると細胞にダメージを与え、老化の引き金になります。

ルイボスティーには、この活性酸素を除去する働きがあり、過剰な活性酸素の害から体を守ってくれます。

◎ミネラル類

アフリカ大陸南部は、地球で最も古い地層からなっており、原料となるルイボスは地中の奥深くに根を伸ばし、ミネラル豊富な地層から栄養分を吸い上げています。

特に私達の体に必要なマグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。

◎低タンニン

ルイボスティーには鉄の吸収を妨げるタンニンが少ないので、貧血でお悩みの方にもおすすめです。

◎ノンカフェイン

カフェインを含まないので、妊娠中・授乳中の方や小さなお子様も安心して飲むことができます。

 

簡単アレンジドリンク

そのまま飲んでも美味しいルイボスティーですが、いつもの味に、ちょっとアレンジを加えてはいかがでしょうか。

ここからは温活にぴったりの「はちみつジンジャーティー」をご紹介します。

まず、煮出したルイボスティーにすりおろした生姜を加えて弱火で加熱します。(出来れば直前にすりおろすと◎)

カップに注ぎ、はちみつをお好みの量加えてよく混ぜます。お好みでレモンを加えると風味が増します。

皆さんもいろんなアレンジで楽しんでみてくださいね。

※1歳未満のお子様は「乳児ボツリヌス症」の危険性があるため、はちみつはお控えください

 

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