添加物ってカラダに悪いの?(前編)
添加物=危険ではない!?
どういった添加物が危険ですか?と聞かれることが多いのですが、ただちに健康に悪影響のある危険な添加物は、国が認可しません。安全性が確認された添加物だけが加工食品に使われています。
ただ、添加物をできるだけ避けたほうがいいだろうなという人はいます。
添加物を気をつけたほうがいい人って?
食生活が乱れている栄養不足の人です。
とくに、ビタミンやミネラルは、エネルギーにはなりませんが、糖質、脂質、タンパク質の分解・合成を助ける働きや、成長を促進させる働きをするため、健康維持や体調管理には欠かせない栄養素です。
その大切なビタミンやミネラルが、人体にとって不要な化学物質である「食品添加物」の分解や排泄の対応に使わなきゃならなくなるのがもったいないんです。
ですから、ミネラル不足の人が添加物をたくさん摂取してしまうと、添加物の対応にもミネラルが使われるので、ますますミネラル不足になり、カラダに負担がかかると思います。
逆に、ミネラル豊富な食生活を心掛けている人にとっては、少しくらいの添加物の摂取は、ほとんど影響ないと思います。
添加物ってカラダに悪いのですか?と聞かれても、その添加物を誰が食べるのかによって、答えかたが大きく変わってくるということですね。その人の年齢、体質、体調、普段どんな食事をしているか、によると思います。
中戸川 貢(なかとがわみつぐ)
・一般社団法人ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会 代表理事
・加工食品ジャーナリスト
食品機械メーカー、清酒メーカー、お餅メーカー、醤油メーカー勤務を経て、2009年よりNPO法人「食品と暮らしの安全基金」で、主に加工食品のミネラル成分や食品添加物「リン酸塩」を調査。2013年に独立後、食品企業の衛生指導・販売支援を行っている。また、「現代食のミネラル不足」、「食品添加物」、「調味料の選び方」について、全国各地で講演している。2021年より一般社団法人ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会代表理事。
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